フィギュアを美しく撮る!~撮影ブースの作り方とライティング機材の選び方

撮影ブースの例 撮影ブースを作りました。土台はルミナスのスチールラック+ガラス天板で構成され、フィルインライト(LPL HT-20SP)を含め4灯以上の光源があり、360度全方向の照明ができます。

 

 レフ板のスタンドは100均の写真スタンド。手前の足を切り、床面スレスレに設置できるよう改造して使っています。

 このサイトの写真、これを作る前はどうしてたかといいますと、黒の厚紙をバックにストロボ正面光のみで撮影していました。

 

撮影例

撮影ブースを使って撮った写真の例 撮影ブースを使って撮った写真の例(クリックで拡大)。照明はメイン+サブ(スポット)+レフ。左肩の延長上にメインを置き、反対側にレフを。背景紙はLPLのブラックを使用。どうでしょう。少しはマシになったでしょうか。いい写真を撮るために必要な道具は、高価なカメラではなくて撮影ブースだったのですね。

 ちなみにカメラはニコンp7700。コンデジですが設定項目が豊富で細かい調整ができます。APS-Cの一眼に比べ被写界深度が深く、接写に強い点もフィギュアの撮影に有利です。

 

スポットライトで顔を明るくしている様子 帽子の影になる顔をペットボトル改造スポット照明で照射。スポットを使わず全体に明るくすると陰影がなくなり眠い絵になります。

 

 

レフ板の作り方

レフ板製作の様子 完成したレフ板

  レフ板はホワイト、ブラック、銀の3種類それぞれ2枚以上いります。これはデコパネで製作。粘着付き(デコタック)は銀レフに、黒はつや消しなのでそのまま使えます。

 A2サイズのデコパネを買ってきて半分に切ることでA3が2枚取れます。それぞれ中央に切込を入れて反対からテープを貼ると2ツ折りで自立できる形にできます。アルミホイルのシワはベッドや布団に乗せて上でからそっと押さえます。丸めて伸ばす方法にくらべ失敗がありません。ツヤ消し側を表にして貼ります。

 

最後に

  作品の見栄えは照明で大きく変わります。ライティングは素人ですので、今後いい写真が撮れるようがんばっていきたいと思います。

 

<関連商品>
高演色ライト 写真撮影だけでなく、最終的な色彩の確認に欠かせないものです
アームライト一覧 シンプルなアームライトに高演色照明を付けて使います。山田照明のZ-LIGHTがお勧め
LPLの撮影ライト RIFA-Fが有名ですがHT-20SPで十分。机に固定できるスタンドが便利です
どっちもクリップ レフ板の空中固定に便利な両口クリップ
グレーカード ホワイトバランスのプリセットに必須。ニコンを使ってますが意外と合います
LPL背景紙 小物撮影に欠かせない背景紙
ハイミロン ほとんど表面反射のない布。小細工なしで黒ベタにできます
デコパネ レフ板の製作に使える便利な板です

<関連記事>
フィギュアをケースに入れて美しく飾るための照明の基本と器具の選び方
ニコン18%標準反射板はホワイトバランス設定に使えるか