実体顕微鏡を導入

精密塗装が必要な場合、これまではルーペを使ったり、老眼鏡を3つ重ね装着するなどして対応してきましたが、このような苦しい方法では達成できる品質に限界があります。顔の精密塗装をする機会も増えてきたため、思い切って実体顕微鏡を導入しました。

実体顕微鏡にフィギュアをセットしたところ 拡大撮影したフィギュアの目の部分

 導入したのはニコンのSMZ、市場で人気の高い銘機です。本体、架台、LED照明(SM-LW61Ji)のセットになりますが新品でそろえると20万円を超えるため手が出ません。そこで中古を買って分解清掃しました。広いフラットな架台(C-PS)はフィギュアの塗装に最適です。

※:グレーカードを使って色温度を実測したところ、おおよそ6000Kだった。

 1/35ミリタリーでは20倍くらいが良いようですが、フィギュアの場合は10倍以下の低倍率が便利です。この機種は8倍~40倍まで可変でき、視野も広くてとても鮮明に見えます。今までにないレベルの精密塗装が出来そうです。これからも作品の品質向上に励んでいきたいと思います。

 

<参考購入先>
実体顕微鏡
顕微鏡用デジタルカメラ